小学生は基本的によくものをなくします。
特に低学年の頃は毎日のように探し物。男子は何年生になっても探し物をし続けるなんて話はよく聞きます。
中でも消しゴムは小さく転がりやすいこともあり、いくつ用意しても足りなくなるほど。
高いものでもないからと、次々と買い与えるのではなく、できれば低学年のうちに物を大切にすることも教えていきたいですね。
だらしない小学生でもできる消しゴムの紛失防止対策と絶対になくさなくなる消しゴムについてご紹介します。
なぜ、消しゴムをなくすの?
いつ、どんなタイミングで消しゴムをなくすのか?
消しゴムをなくす原因は大きく分けると基本的には3つあります。
①家でも学校でも、使用中に転がってしまいなくしてしまう。
②使用後、片付けたつもりで放置していた。
③使用後、しまうのが面倒で、とりあえずバックやカバンに入れたものの、そのままなくしてしまう。
②と③の違いは子供によってはあまり差がないような場合があるかもしれません。
いずれにしても、意識はもちろん、環境や消しゴムへの工夫をすることで改善が期待できます。
小学生の消しゴムをなくさない対策
小学生の子供が、「消しゴムがなくなるのを解決したい」と思うことなんて、ほぼありません。
問題意識を持つことはもちろん、まずは消しゴムを大事にしようと思う気持ちを親子で作り上げることがおすすめです。
対策1 意識改革
小学生にとって、消しゴムはただの文房具。
愛着があるわけでもなく、使えばなくなるし、なくなれば親が用意してくれるものでしかありません。
なくなると困るけど、なくなってたとしてもなんとかなるのだから、あえてなくさないようにしようなんて発想はありません。
子どものお気に入りの消しゴムを一緒に探しに行く
自分が少しでも消しゴムに愛着を持つことが第一歩になります。
それには子供が自分で選ぶというのが一番です。
好きな色のものだったり、大きさだったり、可愛い形や絵が描いてあったり、自分が欲しいものを選べるといいですね。
その時、注意すべきは、あまりに実用的でないものや勉強に集中できなくなってしまうものは避けるよう、最初に話しておきましょう。
使い勝手の良い「コクヨのリサーレ」や「サクラクレパスのアーチ」のカラフルタイプは普通の白い消しゴムよりもちょっとだけ特別感が出るのでおすすめです。
また、カラフルなものなど、なくしたときにも見つかりやすいのがメリットです。
カッターナイフのように出し入れするステッドラー の消しゴムは子供が喜びそうな作りになっていますが、ついつい遊んでしまうことも考えられます。
こちらはあまり、お店で見かけないので、ネット注文がおすすめです。
使いやすさ ★★★★★
特別感 ★★☆☆☆
勉強へ妨げ ★★★★★
使いやすさ ★★★★★
特別感 ★★☆☆☆
勉強の妨げ ★★★★★
使いやすさ ★★★☆☆
特別感 ★★★★★
勉強の妨げ ★☆☆☆☆
消しゴムは一つだけ。最低限しか渡さない
気に入ったものを選んだら、予備は買わず、1つだけ購入するようにしましょう。
学校用に筆箱にいれるものと家や塾用で分けているのであれば、学校用と家&塾用としっかりと分けて使うようにするのがポイントです。
学校、家(自分の机、リビング)、塾、など分けすぎてしまうと、なくなったら、他にある消しゴムを使おうという気持ちが生まれるため、多くても2つに絞ることがおすすめです。
消しゴムをなくさないために約束をする
大切に使う意識を持ってもらうためにも消しゴムを購入する時に子供と約束をします。
対策2 消しゴムは必ず定位置に戻す
一つ目の約束は…
消しゴムは使ったら、予め決めておいた位置に必ず戻すようにします。
筆箱でも構いませんし、家でいつも勉強している場所に置くようにしてもよいでしょう。
家庭やその子にあった場所で構いませんが、必ず使ったら定位置に置くという約束をします。
なくしてしまったら見つかるまで探す
二つ目の約束は…
なくしてしまった場合はしっかり探すこと。
万が一、見つからなかった場合は自分のお金で同じものを購入します。
なくさないよう意識させるためにも、なくしてからいうのではなく、最初に約束をするようにしましょう。
消しゴムはなくしたら、徹底的に捜す
お気に入りの消しゴムにしたからといって、消しゴムがなくならなくなるわけではありません。
当然、見つかるまで時間がかかりますが、ここですぐに新しいものを渡してしまったり、兄弟のものを使うってしまうと意味がなくなってしまうため、じっと我慢です。
そして結果的に見つからなかったら、最初に約束したように自分のお小遣いで同じものを購入するようにしましょう。
消しゴムをなくさない工夫
小学生が消しゴムをなくさないようにするためには、意識だけでは難しく、環境を整え、親もサポートできるように工することが必要です。
消しゴムの定位置への置き方
リビングや自分の机に消しゴムを置くときのポイントは浅めのトレイの上にその消しゴムだけを1つ置くということです。
深めの入れ物に他のものと一緒に入れてしまうと、いつからないのか分からなくなってしまいますし、他のものを取り出すときに落としてしまうかもしれません。
いつでも使いやすく、いつでも、「ある」状態がすぐに分かるのがポイントです。
定位置になければ、親も探すことを促しやすくなるので、おすすめです。
無くさない消しゴム
消しゴムを手首にかけられるように紐をつけます。
紐があると床に落としにくくなりますし、紐がある分、なくなってしまった場合でも見つけやすくなります。
制作時間は約5~10分。
材料
全て100均でも揃えることができます。
・お気に入りの消しゴム
・腕にかけらるタイプのストラップ
・刺しゅう糸
ストラップは昔、携帯電話を買うと無料でもらえたやつです。
100円ショップに売っていますが、ダイソーは黒のみ、セリアは色のバリエーションがありました。なくした時目立つように、できればカラフルなものを選ぶとよいでしょう。
道具
・刺しゅう針
・電動ドリルやキリ(あれば。使うととても楽)
作り方
①消しゴムに針を通す
消しゴムの後から1cmくらいのところに印をつけ、刺しゅう糸を通した針を貫通させます。
この時、紙が付いたままの方が、丈夫で後々糸が外れにくくなります。
電動ドリルやキリで先に穴をあけておくと、安全に簡単に針を通すことができますが、ない場合は針が刺さらないよう、気を付けましょう。
②糸を結ぶ
刺しゅう糸をたるみのないよう、3~4回ほどしっかり固く結びます。
③消しゴムとストラップを結びつける
糸がついた消しゴムにストラップをくくり付けて無くさない消しゴムの完成です。
まとめ
子どもが消しゴムをなくすことはどこの家庭でもよくあることですが、意識の改革とちょっとした工夫で防ぐことができます。
気に入った消しゴムはなくしたらなくなる意識を持たせながら、なくしにくいように、ひもを付けたり、定位置を分かりやすく置きやすいようにしてあげることで消しゴムの紛失は減っていきます。
是非、お子様と一緒にやってみてください。