忙しい主婦の味方のミツカンカンタン酢はこれ1本さえあれば、特別な味付け不要で失敗なく、いろいろな料理が作れてしまうので、とても便利ですね。
しかも、お酢が入っているのだから体にいいこと間違いなしと思って、たっぷりと使ってしまいがちですが、意外な落とし穴があったのです。
調味酢が体に悪いといわれる理由はなぜ?
正確に言うと、カンタン酢が体に悪いというわけではなく、カンタン酢=お酢なのだから、体に良いと思ってたくさん使うと良くないという方が正しいのかもしれません。
なぜなら・・・
一般的にお酢と呼ばれる穀物酢などはお酢。
つまり、
黒酢、穀物酢、リンゴ酢=食酢 ですが、
カンタン酢(調味酢)≠食酢 なのです。
穀物酢や黒酢などの体に良いと思っているお酢(食酢)とカンタン酢(調味酢)は似ていますが、異なるものなのです。
調味酢とは?
調味酢は加工酢ともよばれています。
調味酢は食酢に醤油や砂糖などを加えて味を調製したもので、すし酢や三杯酢も調味酢に含まれます。
カンタン酢も酢以外の調味料が添加されており、
本品15mlあたり食酢3ml入っています。
と、ボトルにも記載されています。
ミツカン カンタン酢の原材料
ミツカン カンタン酢の原材料表示は下記の通りです。
果糖ぶどう糖液糖、醸造酢(りんごを含む)、砂糖、食塩、レモン果汁、昆布だし/酸味料、調味料(アミノ酸等)、香辛料
原材料表示は先頭から書かれている順に多く配合されているものとなっています。
従って、酢(醸造酢)よりも果糖ぶどう糖液糖の方が多く配合されていることが分かります。
そして、3番目にも砂糖が含まれていていることが分かりました。
果糖ぶどう糖液糖とは?
簡潔に言うと、でん粉を酵素でぶどう糖に分解し、さらにぶどう糖の一部を酵素によって果糖にかえた液状の糖のことです。
果糖ブドウ糖液糖は砂糖よりも急激に血糖値を上昇させます。
血糖値を急上昇させる生活習慣を続けると、糖尿病になるリスクが上がります。
また、砂糖よりも早く中性脂肪も蓄えられてしまうため、肥満を引き起こすことが懸念されています。
果糖ブドウ糖液糖は清涼飲料水などに多く含まれており、日ごろから摂りすぎが問題視されています。
また、よく見聞きするのが「ブドウ糖果糖液糖」
こちらは果糖よりもブドウ糖が多く含まれているもので、果糖ブドウ糖液糖同様に血糖値を気にする人にとっては気を付けたい糖類の一つです。
結論 ミツカン カンタン酢は体に悪いの?
結論は糖尿病やメタボリックシンドロームなど、健康に気を付けている人からしてみれば、お酢が多く含まれているとはいえ、体に良いと言えないでしょう。
とはいえ、果糖ブドウ糖液糖そのものは危険なものではありません。
清涼飲料水のようにそのまま飲むわけではなく、味付けの調味料として使うのであれば、一度に大量に使うこともないので、そう神経質にならなくてもよいではないでしょうか。
健康のためにカンタン酢を使うことは有効とは言えませんが、忙しい毎日の食卓をカンタン酢でバリエーションを豊かにするという意味ではとても便利で使い勝手のよい商品だと思います。
ミツカン カンタン酢もどきは作れる?
毎回手間はかかってしまいますが、その都度、料理ごとに配合してみると意外と簡単に味付けをすることができます。
配合はその料理によって変わりますが、必要なのはリンゴ酢、塩、、レモン汁、砂糖などです。
砂糖にもいろいろありますが、せっかく健康を意識するのであれば、てんさい糖がスーパーでも手軽に手に入り、おすすめです。
てんさい糖はグラニュー糖や上白糖に比較すれば少し高価ではありますが、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
また、糖質オフをしながら、食物繊維もとれる糖質98%オフ【あまみちゃん】もおすすめです。

まとめ
ミツカン カンタン酢はとても便利で料理のバリエーションも広がりとても便利です。
でも、酢よりも多くの果糖ブドウ糖液糖が多く含まれているため、使い過ぎや糖尿病など健康を気にする人にとっては良くない場合もあるので注意が必要です。