スキムミルクにデメリットはある?脱脂粉乳が体に悪いといわれる理由とは?

食品

低脂肪、高タンパクで知られるスキムミルクはカルシウムも豊富でダイエット中の方から健康意識の高い方、アスリートの方まで体づくりに気を配る方の味方でお馴染みの素材です。

 

また、保存性にも優れ、低価格で牛乳の代わりに使っている家庭もあります。

 

そんな無敵と思われるスキムミルクにデメリットはあるのでしょうか?

 

また、スキムミルクは体に悪いなんて噂もちらほらありますが、実際にはどうなのでしょうか。

スキムミルクのデメリット

 

低脂肪、高タンパクで安くて保存がしやすいスキムミルクですが、若干のデメリットもあります。

 

昔は脱脂粉乳と言われ、昭和30年頃の小学校の給食に牛乳の代わりに出されていました。

今のものよりも臭いがきつく、当時、飲んでいた人たちにとっては地獄の一品だったようです。

今では技術も発達し、昔のものに比べればクセはなく、飲みやすくなったものの独特の粉っぽさが苦手な人もいます。

 

牛乳を隠し味に使うものであれば、置き換えても違和感なく使えますが、牛乳がメインになるもので牛乳と置き換えると仕上がりが変わってくるので、注意が必要です。

 

牛乳を好む方は違和感を感じやすく、低脂肪乳を好んでいる方の方が問題なく置き換えができるでしょう。

 

使用する分量が分かりにくい

 

「スキムミルクは高タンパク、低脂肪で体に良いから、たくさん使った方がいいんじゃないか」なんて勝手な思い込みのもと、ついつい使いすぎてしまうことがあります。しかも、粉末になっているので入れすぎてしまいがちです。

詳細については後述しますが、いくら低脂肪であっても、タンパク質を取りすぎてしまえば体内で脂肪になってしまい、太ってしまうなど、日々の使用量を間違って使うことで、体に影響がでてきてしまいます。

面倒でも、袋に記載されている通りに希釈して使い、日々の摂取目安は守るようにしましょう。

 

湿気に弱い

 

デメリットと言えるほどではありませんが、口をあけて置いたままにしたり、冷蔵庫に入れると湿気を吸い込んで固まってしまいます。

固まってしまうと、使い勝手が悪いだけでなく、カビの原因にもなるので、常温でしっかりと口をしめるようにし、1ヶ月程度を目安に使いきるようにしましょう。

スキムミルクが体に悪いといわれる理由とは?

 

スキムミルクが体に悪いといわれる理由となっているものは2つあります。

 

・原料である牛乳自体への懸念

・加工過程で生じる懸念

 

近年は安心安全のため、農薬や抗生物質などの人工成分の残留リスクを抑える取り組みが進められてはいますが、まだまだ、不安やイメージを持つ人が少なくないのは事実です。

ちなみに、これらの問題は牛乳だけの問題ではなく、牛肉の問題でも同じようなことが考えられます。

 

牛乳に対する懸念

 

スキムミルクの主原料は牛乳です。

牛乳から乳脂肪を抽出したものを脱脂乳といい、それを更に乾燥させたものがスキムミルクになります。

牛乳そのものに対しての不安や悪いイメージがあれば、乾燥させているスキムミルクは密度が大きくなる分、懸念されてしまいます。

牛の飼料

 

乳牛の飼育によく使われるのはアルファルファという牧草ですが、そのほとんどはアメリカの大規模農場で作られた遺伝子組み換え作物なのです。

 

現在、輸入されるアルファルファの残留農薬については国で定めた厳しい検査を合格したものだけが使われていますが、不使用というわけではないため、不安視する声がないわけではありません。

 

ホルモン剤

 

コストを下げるためには、一頭の牛からなるべくたくさんの乳を絞ることも大事との考えから、ホルモン剤を投与することにより搾乳量が最大4割ほど増えます。

しかし、現在の日本では乳牛にホルモン剤を投与することは法律で禁止されているため、ホルモン剤の心配はありません

肉牛を飼育する際にも基本的にはホルモン剤の投与は認められていませんが、ごく一部、医療目的で使われることがあるため、それが拡大解釈を起こしているといえます。

とはいえ、ホルモン剤のもたらす人体への影響は正直まだ明らかになっていません。

現在分かっていることは極めて大量に摂取することで発がん性が出る可能性があるというレベルのため、万が一、ホルモン剤が投与されていたとしても、あまり心配する必要もなさそうです。

抗生物質

 

乳牛が乳腺炎を起こしたり、肺炎など病気になってしまった場合や怪我をした場合にのみ、治療目的でのみ抗生物質を投与します。

 

とはいえ、国内では抗生物質の使用については乳及び乳製品の成分規格などに関する省令で厳しく規制されています。

 

また、抗生物質に関しては投与期間中および、乳に残留している期間の牛乳は出荷されないよう、規定もされています。

また、農家から出荷される時にも、工場に入荷する時にも毎回ダブルで検査をすることが徹底されています。

万が一抗生物質の成分が混じったものがあると分かった場合でも、すべて回収し、破棄されるような仕組みになっています。

加工工程で生じる危険のイメージ

 

スキムミルクは、バターや生クリームなど他の乳製品を作る過程で生じた「余った成分」という扱いを受けることがあり、品質管理が雑になるというイメージがあります。

 

しかし、近年は衛生や安全に対する事件や報道が多いため、品質管理は年々厳しくなっており、向上の意識は高まってきています。

 

現在、HACCP(ハサップ)と呼ばれる食品の安全やそれに対する危機管理を行うことが義務化されており、食品衛生法を遵守して生産しています。

 

脱脂粉乳と呼ばれていた戦後すぐのような、衛生状態も悪く保存環境も良くなかった時代とは事情が違いますので、だいぶ改善されているのですが「廃棄物を再利用している」という悪いイメージは残っているようです。

 

また、スキムミルクなどの加工品は牛乳として売られているものとは別の加工品用の牛乳、いわゆるB品の牛乳を原料にしているというイメージを持つ人もいますが、牛乳として出荷されるものと同じ牛乳を原料としているのでこちらも全く問題はありません。

 

スキムミルクは摂り過ぎるとどうなる?

 

スキムミルクだけではなく、乳製品の摂りすぎは良くないと言われています。

 

スキムミルクの原料である牛乳の適量は1日あたり200ml~400mlとされます。

 

一般的に10gのスキムミルクに90gの水で溶くことで、牛乳の置き換えになりますので、お湯や水で溶かす前のスキムミルクとしての適量は20g~40gが一日の使用目安ということになります。

 

メーカーにもよりますが、いくら牛乳の脂肪分を抜き、低カロリーであっても20g(コップ一杯分)で約70kcalあります。

 

過剰に飲んでしまうと、カロリーが増えていきますし、乳糖が含まれますので、体質によっては摂りすぎるとお腹がゆるくなってしまうことが考えられます。

 

何についても言えることですが、栄養的に優れた食品でも摂りすぎは良くありません。

 

デメリットでも挙げたように、スキムミルクは粉末である故についつい使いすぎてしまいがちです。

 

体に良いとからと使いすぎることなく、牛乳換算で適度に使うようにしましょう。

 

機能性をプラスしたスキムミルク

 

生まれてきたばかりの赤ちゃんが飲む初乳には免疫成分がたっぷりと言われていますが、そのイメージに近いような免疫ミルクという通販限定の商品から、普段使いしやすくスキムミルクにカルシウムやコラーゲンなど、不足しがちな栄養成分をプラスした商品など幅広く販売されています。

また、牛乳の代用にと考えているのであれば、思い切って業務用を購入するのもコスパがよくておすすめです。

スキムミルクは湿気にとても弱いので業務用を購入する際はフレッシュロック などの密閉容器に入れて保存することをおすすめします。

 

 

 

 

まとめ

 

スキムミルクのデメリットは味とついつい使いすぎてしまうことにあります。

体にいいからという理由でたっぷり使うのではなく、摂取の目安を守って使うことで、健康や体形の維持にもつながります。

 

スキムミルクを懸念する声は牛の飼料やホルモン剤、抗生物質など健康に不安のある成分も含まれている可能性を指摘するところからきています。

いずれも、可能性の話や脱脂粉乳と呼ばれていた頃の昔のイメージから来るのもが多いのが現状です。

 

メーカーは検査の記録などを全て把握しているはずなので、直接メーカーに直接問い合わせをするのもよいかもしれませんね。

 

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