子どもは体温調節が上手くできません。
月齢が小さければ小さいほど、水分補給は手軽にできません。
しかも、ベビーカーは抱っこと違って子供の様子が分かりにくく、暑さで熱中症になっていないか心配になります。
暑くてグズグズしてしまうのも困りますが、静かだからそっとしておいたけれど、気が付いたらぐったりしていた・・・
なんてことになっては取り返しのつかないことになってしまいます。
そうならないためにも、ベビーカーに潜む熱中症の危険性を認識したうえで対策をとることが大切です。
ここでは誰にでも手軽にできるベビーカーの暑さ対策についてご紹介します。
ベビーカーに潜む熱中症の危険
ベビーカーは座面が低く、地面から近いために地表の熱や照り返しをとても受けやすくなっています。
さらに、ベビーカーは黒や茶色が多いので熱をどんどん吸収していきます。
そして、落とし穴になりがちなのが日よけカバーです。
直射日光が当たっては余計に暑くなるからと、日よけを深くかぶせてしまいがちですが、風通しが悪くなってしまうので余計に暑くなってしまいます。
兄弟がいたりするとついつい上の子優先で、下の子はベビーカーに乗せっぱなしなんてことになりがちですが、きちんと暑さ対策をして熱中症を防ぎましょう。
ベビーカーの暑さ対策!アップリカでもコンビでもOK!照り返しも対策できるひと工夫とは?
その場でできる対策、お金をほとんどかけずにできる簡単な照り返し対策、グッズで出来る対策をご紹介します。
・風を通す
日よけで直射日光が当たらないようにすることも必要ですが、中に暑さがこもらないようにするために、時々、日よけを開けて風を通してあげるようにしましょう。
うちわや扇子で仰いであげるのも有効です。
赤ちゃんは当然のことながら暑さやのどの渇きを言葉にして伝えることができませんよね。
だからこそ、日よけを開けた時に表情や体を触って様子を見るようにしましょう。
・休憩をする
親が暑いなーと感じたら、日陰やコンビニ、スーパーなどのクーラーの効いた室内に行くことはとても大切です。
この時に汗をかいていたら、できる限り拭きとってあげる方がよいでしょう。
どんなに熱中していても忘れずに意識をすることが大切ですね。
・手持ちのタオルを濡らして首にまく
首には太い血管があるため、首に濡らしたタオルを巻くことは体を冷やすことに有効です。
タオルの水分が蒸発する際に首元の熱を放出してくれます。
・ベビーカーの照り返し防止シートを100均で手作り編
100均の保冷バッグを使って、ハサミ1本で照り返し防止シートが簡単に作れてしまいます。
アップリカでもコンビでもベビーカーのメーカーや型を問わずに使えます。
取り付けもとっても簡単ですよ。
これならセンスがない人でも、不器用な人でも、お金がない人でも簡単に作れちゃいますね。
面倒は嫌!購入編
これから兄弟も欲しい方、多少お金がかかってでも快適にしてあげたいという方はグッズの購入がおすすめです。
購入のポイントはベビーカー以外でも使えることと、赤ちゃんを卒業してからも使えることです。
・背中の保冷シート
ベビーカー専用のパットもたくさん販売していますが、おすすめは、ベビーカー以外にも使えるタイプです。
ほんの短い期間しか使用しないので、チャイルドシートや抱っこ紐で抱っこしている時にも使えるものの方が経済的ですし、家の中で物が増えません。
汗を素早く吸収してくれて、冬には保温シートとしても使えるタイプがおすすめです。
・携帯用コンパクトポータブル扇風機
ポータブル扇風機は抱っこ紐などと併用できることが多いのでとても重宝します。
クリップ付きのものやベルトで固定するタイプがベービカーには最適です。
赤ちゃんを卒業してからはママが使っても便利ですね!
ただし、グッズを使っているから暑さ対策は万全ではありません。
ベビーカー使用の扇風機は赤ちゃんの指に傷がつかないように安心設計になっていますが、風も若干弱めです。
過信しすぎずに赤ちゃんの様子はこまめに確認し、上手にグッズを使うようにしましょう。
怖い!赤ちゃんの熱中症のサインは?
どんなに対策をとっていたとしても、熱中症になってしまうことだってありえます。
体の小さな赤ちゃんは体温調節機能が未熟で大人が思っている以上にデリケートです。
・体が熱い
・顔が暑い
・汗が大量
・尿の量が少ない
・機嫌が悪い
こんなサインは熱中症の要注意信号です。
水分補給をし、すぐに体温を下げる必要があります。
いつもと様子が明らかに違うと思ったら、119番をすることも必要です。
まとめ
赤ちゃんは体が小さい分、体温調節機能が未熟で出ていってしまう水分が多いため、汗をよくかきます。
その分、熱中症になりやすいので暑さ対策はとても大切ですね。
ちょっとの意識でできることもあります。
また、ひんやりグッズを上手に活用しながら快適に過ごす時でも赤ちゃんの様子は細かく見るようにしましょうね。
これらの対策で暑い日を赤ちゃんと一緒に乗り越えましょう!
少しでも抱っこを快適に!保冷剤を使った抱っこ紐の暑さ対策をご紹介しています。