ゴキブリや蜘蛛など害虫を駆除する際、叩き殺すのは気持ちが悪かったり、殺虫剤も周りに飛び散るのが嫌だったりすると掃除機で吸い込んだ経験はありませんか?
駆除するつもりではなくても誤って「虫が入ってしまった!」っていうこともありますよね。
そうして吸い込んだ虫たちはすぐに死ぬのでしょうか?
もし、生きたまま動いていたり、増えてしまったりしたら恐怖です!
生きた虫を掃除機で吸い込んでしまった場合、どんなことになるのかご紹介します。
掃除機で吸い込むと死ぬ虫死なない虫
実は掃除機で虫を吸い込んだ場合、虫によって死ぬ虫と死なない虫がいます。
アリ、ハチ、ダニ、小さいクモなどは掃除機に吸い込まれた衝撃や掃除機内の熱で死んだりゴミに埋もれての窒息で死ぬことが多いといわれています。
掃除機に吸い込まれても生き残りやすいのはゴキブリ、ムカデ、大型のクモなどです。
生き残るどころかそのまま繁殖してしまったりしたら大変なことになります。
また、虫は死んでも死に際に産卵して住まうケースもあり、厄介な場合があります。
ゴキブリ、カマキリなどは掃除機に吸い込まれて本体が死んだとしても卵が無事でそのうち孵化してしまうこともあるので注意が必要です!
掃除機で虫を吸い取った場合、サイクロン式はどうなる?
サイクロン式の掃除機は吸った空気を高速で回転させ竜巻のようにゴミを弾き飛ばします。
つまり、サイクロン式の場合は掃除機で虫を吸っただけでバラバラになってしまうことが多いので、吸い込むことで死ぬ確率が高いといえます。
とはいえ、サイクロン式の難点は虫が見えてしまうので虫がバラバラになった状態を目の当たりにする可能性があります。
更に、死んでしまう可能性も高いですが、脚が少しもげたりしていても生きている場合もあります。
掃除機で吸い込むだけでうまく虫が死ななかった場合はダストカップに殺虫剤をかけるとよいでしょう。
また、虫がゴキブリの場合は掃除機でホウ酸を吸い込むのが良い方法です。
ホウ酸には引火などの危険はありませんしゴキブリにとっては食べると死ぬ猛毒です。
ゴキブリは自分の体を舐める習性があるため掃除機にホウ酸を吸い込んでゴキブリの体に
付着させることができればホウ酸を舐めて死にます。
ホウ酸は、劇薬などでもないため薬局でもネットでも簡単に安価で手に入ります。
掃除機の紙パック式は交換する時に大変な目に・・・虫が繁殖しないためにできることは?
掃除機が紙パック式の場合は中身が見える心配はありませんね。
虫を吸い込んでしまったと思ったら、まだ紙パックがいっぱいでなくても速やかに紙パックを取り出しましょう。
そして虫が出てこないように入り口をガムテープでふさぎ、さっさと捨てましょう!
ゴミを屋外に出しておければより安心です。
ただ、中身が見えないだけにハチやムカデなど、刺されて危険な虫の可能性があります。
手袋をはめたりして、長時間紙パックに触らずに済むよう気をつけて処理しましょう。
また、紙パック式の場合は中の虫が死んでいるかどうか確認することができません。
卵が生き残っていて孵化してしまう可能性もあります。
そういう場合は、殺虫剤をかけるのが有効です。注意点は、掃除機で殺虫剤を吸い込むのは
NGということです。
殺虫剤のガスが掃除機のモーター部分に引火して火災が発生する危険があります。
取り出した紙パックに殺虫剤をかけるようにしてください。
吸い込んだ虫がゴキブリの場合はサイクロン式と同様、ホウ酸を掃除機で吸うという方法も
有効です。
虫の駆除で警察を呼んだ友人の体験談です。
まとめ
虫を退治するため、あるいは誤って掃除機に吸い込んだ場合、確実に虫が死んでうまく処理するには殺虫剤と併用することが重要です。
小さい虫は吸い込まれた衝撃や熱窒息などで死んでしまうことが多いですが中には生きていたり、卵を持っていたりする虫の場合があります。
サイクロン式の掃除機は、中が見えますのでもし虫が死んでいないような場合はダストカップに殺虫剤をかけましょう。
紙パック式の掃除機は中身が確認できないため入り口をガムテープなどでふさいで虫が出られないようにしてから殺虫剤をかけます。
殺虫剤を掃除機で直接吸い込むとモーターに引火したりして火災の原因になることがありますので、必ず紙パックを取り出してからにしましょう。
吸い込んだ虫がゴキブリの場合は掃除機でホウ酸を吸い込ませるとゴキブリにとっては猛毒なので死んでしまいます。
虫の処理は気が重いものですが危険のないように確実に処分する参考にしてくださいね!