奨学金は借金です。
特に第二種は有利子なのでなるべく避けたいと思うのが普通です。
実際に返せず苦労する人、結婚しても奨学金の返済が続き子供の教育資金が貯められない人もいますよね。
なるべく奨学金に頼らず、子供には進学してもらいたいところです。
でも、知り合いのファイナンシャルプランナーによると、この常識が変わりつつあるというのです。
とはいえ、誰でも藪から棒に奨学金を借りてもいいというわけではなく、きちんと方法があります。
奨学金はお金があってこそ借りるのがマスト!
普通の常識で言えば、お金がないからこそ奨学金を借りて、卒業してから少しずつ返していくわけですが、新常識ではお金がある人が借りるというものなのです。
学資保険の代わりに個人年金に入っている人は奨学金を借りるとお得
子供が生まれたら学資保険に入った方も多いのではないでしょうか?
でも、今は学資保険の利率が低く、子供の医療費も自治体で負担してくれる所が増えているため学資保険にこだわらずにお金をためている人が増えています。
学資保険と個人年金のお金の受け取り方に注目
学資保険に代わる資金準備にもいろいろありますが、そのうちの選択肢として、個人年金に入ってる人は多いのではないでしょうか。
学資保険は18歳、19歳と決まった年齢になるとお金がもらえます。
また、祝い金というような形で一時金がもらえるものが多くあります。
一方、個人年金は10年なら10年払い込み、その後は18歳や19歳でなくても受け取る年齢を決められます。
もし、大学や専門学校に進学しなかった場合は18歳以降据え置きすることができ、その分、寝かせておけば寝かしておくほどお金が増えていきます。
この寝かしておけばおくほどお金が増えるというところがポイントです。
なぜ個人年金に入っている人は奨学金をもらった方がお得?
個人年金は寝かしておけば置くほどお得だといました。
つまり、奨学金を借ります。
在学中は個人年金のお金には手を付けず、奨学金でやりくりをします。
そして、卒業のタイミングで個人年金を受け取り、一括で奨学金を返済してしまいます。
こうすることで、本来は18歳で受け取っていた分を4年間運用することができるので個人年金のお金が増えていくことになります。
二種の奨学金だったとしても在学中は利子がかかりません。
とはいえ、個人年金といっても株や投資信託のように上がり下がりがあるものだと、卒業時にプラスになっているとは限らないので、○年後は〇%に増えると約束されているものである必要があります。
我が家の学資保険代わりの個人年金
今から約7年前、次男が生まれた時にアフラックの代理店さんにすすめられて加入しました。
アフラックのWAYS(ウェイズ)とものなのですが、本来は60歳以降に受けとることを目的にしたもののようですが、18歳で受け取ることで学資保険の代わりに充分なるということで提案してもらいました。
10年間払い込みで
次男が15歳で解約すると105.4%
次男が20歳で解約すると113.0%
というものです。
100万円が15歳で105万だったのに5年後に8万円増えた113万になっていることになります。
100万円はあまり大きな差にはなりませんが、もっと多くの金額を掛けているのであればもっと差がでます。
18歳、22歳での解約時の数字が手元にありませんが、戻り率が確約されているのですから、奨学金を借りているだけで少しでもお金が増えれば得ですよね。
もし、第一種(無利子)を借りることができるのであれば、もっと据え置くことで計算上はお金が増えることになります。
まとめ
奨学金はなるべく借りないようにしたいと考えるのが普通ですが、考え方によっては大学在学中も資産運用をするのであれば借りた方がお得になります。
とはいえ、奨学金は借金です。
無謀な借り入れはもっての他です。
奨学金に限らず、親世代や自分の時の常識にとらわれすぎずに今の常識を知るということはとてもメリットがあります。
少しでも子供の負担がないように今のうちから計画的に教育資金を用意してあげられるようにしましょう。