どんど焼きでは、お餅やお団子などを持ち寄って、その火で焼いて食べるという風習があります。
神聖な火で焼いた餅などを食べることで、その年1年間の無病息災などを祈願します。
昔からの定番は餅やお団子の他に、みかんを焼いて焼きみかんを作ることが一般的でしたが、今はいろいろなものを焼いていてオリジナリティあふれるものが焼かれています。
失敗しないお餅の焼き方の他に、バラエティ豊かな絶品なおすすめ具材をご紹介します。
木や竹を使ったどんど焼きのお餅の焼き方
長い木や竹の先にお餅を刺したまま火の近くで炙るのが一般的な地域もあれば、それをアルミホイルに包んで、灰の下に置いて焼く地域もあるようです。
火の近くで炙っていると熱くなるし、手も痛くなるので、アルミホイルに包んで灰の下の入れておくとほったらかしでらくちんです。
ただ難点は、お餅がアルミホイルにくっついてほとんど食べられなくなってしまうことがあったり、木先が燃えてお餅が行方不明になってしまうこともあるので、しっかりと準備が大切です。
お餅の包み方
使うものは2点です。
・くっつかないアルミホイル
・水(木の場合のみ)
くっつかないアルミホイルは100均にも売っています。
1、木の先をバケツにつけて湿らしておく
個人的にやるときは半日~1日つけていますが、できるだけでよいでしょう。
2、水で湿らせた木の先の水気をしっかりふき取ってから団子を刺す
3、団子には二重でアルミホイルを巻く
灰が隙間から入り込んでしまうことがあるので、しっかりと塞ぎましょう。
4、火に当たる部分には全てアルミホイルを巻く
意外と忘れがちですが、木は直火でなくても、火の近くに長時間おいておくと燃えてしまいます。
焼き上がりに素手ででは触れないであろうと思うところには全て念入りにアルミホイルを巻いておきましょう。
上手く使うことで、来年以降も使うことができます。
お餅の焼き方
点火から30分くらいすると主催者側からそろそろ焼いていいですよと合図をもらえるので、その合図の後、投入します。
赤い炎が燃えているところよりも一見すると火が消えていて灰になっているところにそっと置きましょう。
燃えているところで炙ろうとすると、すぐに木が燃えてしまいます。
時々、向きを変えながら、15分~20分くらいで柔らかく仕上がるでしょう。
サトウの切り餅でもOK!切り餅を焼く方法
木や竹に刺したお餅だけではなく、サトウの切り餅のような普段家で食べるようなお餅でもでもどんど焼きが楽しめたら準備も手間も少なくもっと気軽にどんど焼きを楽しむことができます。
家庭にあるもので手軽にできるのでぜひチャレンジしてみてください。
どんど焼きで使える!切り餅の包み方
用意するものは2点。
・アルミホイル
・クッキングペーパー
できれば、くっつきにくいアルミホイルを使うとお餅がはみ出た時にもキレイに食べることができます。
1.クッキングペーパーに袋から出したお餅を並べ、折りたたむように包む
2.次に上からアルミホイルを二重に包んでいく
以上です。
クッキングシートに油を引く人もいますが、ひかなくても大丈夫です。
普通のアルミホイルだと焼いた時に自分の物だと分かりにくい場合は100均で売っている模様付きのアルミシートを使うと一目瞭然です。
わざわざ買わなくても、黒以外の油性ペンで大きめに名前や印を書いておくと探すときに楽ですよ!
切り餅の焼き方
木に刺したお餅同様、点火から30分くらいすると主催者側からそろそろ焼いていいですよと合図をもらえるので、その合図の後、投入します。
灰の中に埋めてしまう方がが均一に火が通ります。
芋よりも火が通りやすいので、30分もすれば柔らかく焼き上がります。
冷凍のお餅を45分入れましたが部分的に炭になっている部分がありました。
あまり時間をかけすぎると炭になる部分もでてくるので注意が必要です。
きな粉、しょうゆ、のり、あんこなどを持って行って好きな味で楽しむもよし。
クッキングシートで包む時にベーコンやチーズを一緒に入れるとこれまた格別です。
お餅以外に試したいどんど焼きで焼く食べ物
美味しくて珍しいどんど焼きのおすすめ具材をご紹介します。
ぜひ、お試しください。
マシュマロ
マシュマロは焼くと表面はカリッとして、中がトロッとするので普通に食べるよりもかなり美味しくなりますよ。
燃え尽きる頃に軽くあぶるようにして食べましょう。
炎に付けると焦げるので注意しましょう。
中でもBBQでお馴染みのジャンボサイズのメガマシュマロは食べ応えがあっておすすめですよ!
ジャンボマシュマロは業務スーパーでも販売しています。
1袋¥198(税抜)で購入することができますが、袋がつぶれているのでマシュマロも変形しています。
BBQシーズンでもないので、お店に置いなくて手に入らない場合はネットでの購入がおすすめです。
何個も食べると飽きてきますので、お皿に板チョコを置いておくと溶けるのでそれをつけても、味が変わって良いですね。
サツマイモ
定番ともいえるサツマイモ。
アルミホイルで包んで焼いて焼き芋にしましょう。
ただしちょっと時間がかかりますので細めのものや小ぶりのものがよいでしょう。
小さくなければあらかじめ、竹ぐしで数か所穴を空けておくと火が通りやすく、失敗しません。
濡れた新聞紙を芋に巻きつけ、その上からアルミホイルをかぶせます。
焼くときは上からも灰をかぶせるようにすると蒸し焼き状態になりおすすめです。
大きさにもよりますが40~50分はかかりますので最初の頃に入れておきましょう。
スルメ
地域によってはスルメを軽く焙るようにして食べるもところもあります。
どんど焼きでスルメを食べると風邪をひかなくなるとその地域ならではの言い伝えもあるそうです。
長い竹竿の先にスルメをひっかけるように吊るしてあぶるそうです。
ついてにマヨネーズや七味唐辛子を持っていくとこれまた本格的ですね。
ソーセージ
串に刺して焼くこともできますが、とにかく時間がかかります。
切れ目の入ったもので試してみましたが、中まで温まるまで5分くらいかかります。
火から至近距離に長い時間いると熱気で暑く、危ないのであまりおすすめできません。
アルミホイルに包んで焼き芋のように灰の中に入れ込んでしまった方が良いでしょう。
焼き芋やマシュマロなど甘いものを食べた後なので、味としてはとてもおいしくておすすめです。
どんど焼きで燃やせるものについてまとめた記事です。
併せてぜひご覧ください。

まとめ
どんど焼きってお餅以外にもかなり色んなものを焼いて食べられます。
子供と一緒にどんど焼きに参加するのでしたら、やっぱりマシュマロは一度はやってみてください。
食べやすいし、すぐに焼けるのでとってもお手軽です。
たくさん持っていけば他の参加者と分け合うことも出来るので、みんなでワイワイ楽しめますね。
ただし、地域によってはどんど焼きでは食べ物が焼けない場合もあります。
実際に食べ物を焼いていいかどうかは、主催者側に問い合わせておくと安心ですよ。