小さい頃は足が速いというだけで憧れの的になりますよね。
幼稚園くらいの頃から足が速い子って基本的に運動神経がいいといって、まず間違いはないと思います。
我が家の長男と次男は性格も得意分野も正反対。
年長の次男は3歳年上の長男と対等に鬼ごっこができますし、二重跳びもできるようになりました。
一方、小3の長男は・・・
幼稚園の頃は徒競走はいつもビリ!短距離は未だに遅い!
とにかくいろんな動作がぎこちない。
でも、努力家タイプなのであと伸びします。
持久走大会は3位入賞することもあり、二重跳びは連続60回跳べるためクラスではそこそこの運動ができる部類に入っているようです。
ここでは運動神経のいい弟と運動神経の悪いけどそこそこ運動ができるようになった兄を比較しながら、運動神経について考えてみたいと思います。
アスリートを目指すのとはちょっと違いますが運動がそこそこできてほしいと考える方の参考になればと思います。
運動神経のいい子は何が違う?
運動神経のいい子と運動ができる子はちょっと違います。
運動ができる子は運動神経のいい子も含みますが、努力で勝ち取ってきたことも含みます。
それに対して運動神経のいい子は覚えが早く基本的になんでもできる子です。
基本的に運動神経は遺伝するのは30%程度で残りの70%は環境や性格からもたらされる訓練によって形成されます。
運動神経のいい子を性格、見た目で特徴づけました。
背筋がぴんとしていている
運動神経のいい子は背筋がピッとしています。
運動神経の悪い子は必ず猫背です。
もちろん、スポーツをしている時もそうですが、普段の姿勢から違います。
片足立ちやケンケンをさせてみるとその違いが一目瞭然です。
これはどこが違うのかといえば・・・体幹 です。
よく聞く言葉ではありますが、運動に携わった経験がないと馴染みがない言葉ですね。
要は上半身の動きを無駄なく下半身に使えるように胴体の部分が使えているか否かということです。
よく、早く走るには腕を振るといいますが、それは腕を振ったことによって生じたパワーが胴体を通じて足へと伝わります。
体幹がきちんとしていないと、せっかくの腕の動きが足に反映されません。
ボールを遠くに投げるのも、勢いをつけますよね?
腕の力だけではなく、足も含めた全身をつかうことで遠くまで投げることができます。
つまり、体をフルに使える人は体幹がよく、運動神経がいいということになります。
普段の姿勢を良くするためにバランスチェアや骨盤矯正椅子がおすすめです。
手持ちの椅子にも使えるこちらのスタイルキッズがおすすめです。
姿勢が良くなると集中力もアップします。
長男も小1から使いだしました。
本人が猫背をコンプレクスに感じていることもあり、大分改善されてきました。
観察力がありイメージできる
運動神経のいい子は観察力に優れている傾向にあります。
兄弟や友達、先生のお手本をよく見て、成功した形をイメージしています。
赤ちゃんの頃から周囲をじっくりと観察し、体現する経験をしてきています。
成功形をイメージしているので自信もあり、勢いが更に成功率を向上させます。
運動神経のいい子は理屈で説明しなくてもなんとなくイメージを伝えるだけでできてしまいます。
好奇心やチャレンジ精神が旺盛
運動神経のいい子は自分に自信がある子が多いので、なんでもやってみようとします。
一緒に道を歩いていても、先に行こうとしますし、落ち着きがありません。
小さい頃はなんでも自分で!とやりたがる子も多いといいます。
なんでもやってみることで、体もバランスよく動かすことができるので結果的に更に運動神経が向上します。
運動神経はどうやって発達していく?
運動神経のいい子は物心がつく前から観察力と好奇心のもと、体を動かす機会が多く、運動神経がどんどん発達していきます。
もちろん、ここに環境的な要因が絡んできます。
兄弟の有無や親の関わり方、グッズおもちゃ、家の状態などが環境です。
長男を見ていて思うのは、なるべく早く、小さいうちからもう少し、体を動かすことに関して好奇心を掻き立てるような経験を積ませていけばよかったなと思います。
長男は2歳頃からいろいろ体操などやらせてみましたが、本人は楽しそうではなく疲れたといっていました。
運動に対しては主体性がなかったので、どんなに手をかけても呑み込みが遅いという感じでした。
それでも、年長くらいからなわとびが跳べるようになると練習を続けるうちに縄跳びはもちろん、スイミングや長距離、鉄棒などはやり込んである程度は結果を残し、自信を持つようになりました。
短距離などはどうしても上位にはなれませんが、年々早い子に追いつけるようになってきました。
裏をかえせば、運動神経が悪くても、時間をかけて練習し、どれかに絞ることで程度は上達させてあげられるということになります。
運動神経をよくすることには限界があっても、運動を得意にしてあげられます。
子供の運動神経を伸ばす遊びや運動は?
運動に苦手意識がある子に対して、これをやったらすぐに運動神経がよくなる!というものはありません。
運動神経が悪いと気づく頃から飛躍的に運動神経をよくすることは難しいと考えられます。
でも、がっかりする必要はありません。
運動神経は悪くとも、運動好きにすること、運動を得意にさせてあげることはできます。
運動を得意するにはまず興味関心から
一番手っ取り早いのはその子が一番興味のあるもの、一番やりたいことをとりあえず極めることが好奇心を掻き立て、上達すれば自信がつきます。
逆上がりに憧れがあるなら逆上がりでもいいし、ボールを投げることであればボールでもよいのです。
大切なのは自信をつけること。
過去の自分に比べてどれだけ上達したかを褒めてあげることが大切です。
上達のために親が一緒に上達の仕方を調べたり、練習に付き合ってあげると成長した部分を見つけてあげやすいでしょう。
体幹・体力を向上させ、できると自信がつく運動をする
興味関心のあるもので自信を持つことができたら、次はバランスよくいろいろな部分を鍛えることも大事です。
おすすめは縄跳び・マットです。
運動が得意になる!縄跳び
縄跳びは練習をした分だけ必ず上達します。
そして、小学校では必ずどこの学校でもやりますし、力も入る学校が多くあります。
そのため、縄跳びが上手な子は注目されやすくなります。
難しい技ができると達成感もあり、自信がつきます。
また、練習をする過程で持久力もつきますし、まっすぐジャンプをすることは体幹を鍛えることにもつながります。
縄跳びが苦手な子は最初から技にチャレンジするよりも最初は持久跳びや回数を増やすようにやると挫折しにくくなります。
縄さえあれば家の前でもどこでもできる手軽さもよいですね。
縄跳びが跳べない子必見!0を1にする練習方法を紹介しています。
運動が得意になる マット運動
こちらも布団を敷いて手軽にできます。
まずはでんぐり返しから始めて、かえる逆立ちや壁倒立つを練習し、側転や三点倒立に挑戦してみましょう。
側転はそこまで難易度も高くない割にできるとかっこいいです。
三点倒立は地味ですが体幹を鍛えるのにぴったりです。
ただ、子供だけでやるのは危険なので必ず親が見ているところでやらせるようにしましょう。
まとめ
運動神経のいい子は優れた観察力と好奇心があります。
そして、性格的に体を動かすことが好きで、じっとしていられません。
物心つく前から観察力と好奇心のもと、体を動かす機会が多かった子の運動神経はどんどん発達していきます。
それが達成感や自信をつけることでどんどん向上していきます。
もし、幼稚園くらいになって、あれ?うちの子大丈夫?なんて思っても大丈夫です。
アスリートを目指すのはちょっと難しいかもしれませんが、ある程度のことは努力でなんとかカバーすることができます。
そのためにはまずは興味のあるものを極めて自信をつけ、いろいろな運動をやって、体を鍛えていくことが大切です。