子供の体操服って汚れがひどいですよね。
泥や食べこぼし、絵の具・・・
毎度毎度こすり洗いは疲れます。
週に1回くらいはハイターにつけ置きしないとどうしても黄ばみや黒ずみが浮き出てきます。
ハイターにもキッチン用と衣料用がありますが、若干、キッチン用の方が安いんですよね。
でも体操服の漂白にはキッチンハイターを使ってもいいんでしょうか?
それともやっぱり衣類用のハイターを使うべき?
でも衣類用のハイターよりもキッチンハイターの方が、すごく強力なように感じますよね。
そこで今回は体操服など衣類の漂白にキッチンハイターを使ってもいいのか、
衣類用ハイターとの違いは何かを解説していきます。
キッチンハイターで真っ白な衣類をつけおき洗いをすることは有効?その使い方は?
まず結論からいうと、真っ白な衣類であれば、キッチンハイターでつけおき洗いをしても大丈夫です。
体操着は基本的に、真っ白なので、使ったところで大変なことになる!
ということはありません。
キッチンハイターと衣料用のハイターの違いについて調べました。
キッチンハイターと衣料用のハイターの違い
衣料用のハイターは酸素系と塩素系に分かれていますが、その、ほとんどが酸素系です。
キッチンハイターは基本的に塩素系がほとんどですね。
キッチンハイターを使う際に最も気をつけなくてはいけないのがよくすすぎをすることです。
もし、きちんとすすぎができてなかった場合、他の衣料品と接触した時に色が抜け落ちてしまいます。
また、濃度が濃すぎる場合には体操服のネームシールや、校章などが色あせてしまう可能性もあります。
キッチンハイターとはつまり塩素系漂白剤のことで、雑菌や漂白、消臭などの他カビ取り剤として使われることが主な使い用途です。
冷たい水でも、一瞬で白くしてしまうくらい強力です。
もちろん、塩素系の衣料用ハイターも強力です。
衣料用とはいえ、染物の生地は脱色されてしまうので注意が必要です。
また、繊維が傷み、ヨレヨレでごわつく感じになります。
真っ白にはなりますが、生地がよれっとした感じになるので明らかに衣料品にはよくないといえます。
一方、衣類用ハイターとは一般的に酸素系漂白剤のことを指します。
こちらも除菌や消臭、漂白の効果がありますが、塩素系漂白剤と違い、色柄物を脱色してしまう心配がありません。
塩素系に比べてじっくりと汚れを落とします。
そのため、ややぬるめの30℃くらいのお湯を使って洗うとより、洗浄力を上げて洗うことができます。
それに弱酸性なので衣類の繊維を傷めることなく洗うことができます。
時間はかかりますが、体操服のつけおき洗いをする場合、キッチンハイターではなく衣類ハイターの方を使った方が、リスクがない分、良いと言えるでしょう。
注意!キッチンハイターで衣類を漂白すると黄ばみが余計に目立つことも!
塩素系漂白剤であるキッチンハイターを衣類に使うと、実は塩素ヤケといって、衣類が黄ばんでしまうことがあるんですよ!
特に高濃度の塩素を使った時に、この塩素ヤケが発生しやすいといいます。
筆者もスプレータイプのキッチンハイターを使っている時に、うっかりハイターの液がスカートに飛んでしまい、スカートが塩素ヤケして、まだら模様のシミが出来てしまった経験があります…。
1度塩素ヤケをして衣類が黄ばんでしまうと、どんなに洗っても、何を使ってもまだら模様のシミが取れなくなってしまうのでご注意を。
もしキッチンハイターを使って真っ白な衣類を漂白したいのでしたら、しっかりと水で薄めて、塩素の濃度を下げておくようにしましょう。
でも、まさか塩素で黄ばみが生じるなんてかなり衝撃的ですね。
酸素系漂白剤なら塩素は含まれていないので、塩素ヤケを起こして黄ばみを発生させる心配はないし、安全かつ確実に衣類を漂白できます。
まとめ
真っ白な服ならキッチンハイターである塩素漂白剤を使って、つけおき洗いをしても良いけれど、濃度が高いと逆に衣類が黄ばんでしまうこともあります。
出来れば衣類の漂白には、キッチンハイターではなく、酸素系漂白剤である衣類用ハイターを使った方が安心ですよ。
キッチンハイターだと色柄物にはまず使えないし、繊維を傷めてしまう可能性もあるため、安全かつしっかりお洗濯するには、酸素系漂白剤を使えば十分なんです。