子供に呼びかけたり、話しかけたりしても返事がない。
聞こえていないはずはないのに…もしかして無視してる?
そんな瞬間、ありますよね。
そんな時、親は悲しくなったりイライラしたり。
どうしてこんなことが起こってしまうのでしょうか?
今日は、話しかけても反応が返ってこない、子供が返事をしない場合の原因と解決策についてお話します。
声は耳に入っているが頭には入っていない?
テレビやゲームに夢中になっている時何度呼びかけても反応がなかったり生返事ばかりだったりしませんか?
大好きなものに対する子供の集中力ってすごいです。
こんなに近くで呼んでいるんだから聞こえていないはずはない。
そう親が思ったとしても、子供には当てはまりません。
子供は大人のようには周りに注意を払うことができません。
声自体は聞こえているかもしれませんが意味のある言葉として頭に入っていない状態です。
何かにとても集中している時、大人でもたまにそういうことありますよね。
こういう時の対策は声をかける前にまず子供の注意を自分に引き寄せることです。
頭に入っていない子供へ効果的に注意を引きつけるには?
どうやって子供の注意をこちらに向けたら良いでしょうか。
・前に回り込んで子供の視界に入る
・「〇〇ちゃん」と呼びかけ、こちらを向くのを確認する
こんな風に子供の注意を引きつけてから話を始めましょう。
子供と大人の注意力の違いを理解しておくことで無駄にイライラすることを防げます。
あえて無視するケースも?返事をしない子供の心理とは?
さて、次のケースは親の話はしっかり聞いているのにあえて無視している場合です。
どうしてそんなことをしてしまうのでしょう?
返事をすることがそれほど大切なこととは思っていない場合
家庭の中では、はっきり返事をしなくても言いたいことが伝わってしまう場合も多いですよね。
すると、子供は返事はそれほど重要じゃないと感じてしまいます。
黙ることによって自分の気持ちを伝えようとしている場合
「私は怒ってるんだよ」
「どうせちゃんと話を聞いてくれないでしょ」
また、物事を自分の思い通りに運ぼうとしている場合は
「このことは話したくないんだよ。だから話さない」
などが考えられると思います。
子供が無視という行動に出る前の様子を思い出してみてください。
何かを話そうとしているのをさえぎって「今はその話じゃない」などの話を続けにくくするような言葉はかけていませんか?
反対に考えをまとめようとしている子供にむかって急かしたりイライラしたりしませんでしたか?
そんな場合にも子供は黙るしか取る方法がなくなって黙ってしまうことがあります。
◎返事をしない子供が自発的に返事ができるように促す方法は?
返事の重要性が分かっていない場合
こういう場合は、とにかく返事の重要性を話して聞かせる、それしかありません。
何度も何度も、機会があるごとに、くり返し根気強く伝えていきましょう。
怒りや、物事を自分の思い通りにしたい場合
この場合の無視を防ぐには普段から子供の話をじっくり聞く時間を取ることが大切です。
・話に詰まっても急かさない
・話の内容を否定したくなってもまずは「うんうん」と最後まで聞いてあげる
これらのポイントに気をつけて子供の話をじっくりと聞いてあげましょう。
分かってはいることばかりですが、イライラせずに親も最後まで聞くのは相当な忍耐が必要ですね。
イライラしてきたなと思ったら、近くを散歩したり、気分転換をするように心がけましょう。
なかなか忙しいと自分の時間は作れませんが、親のリフレッシュも必要です。
聞こえない・返事ができないような病気が隠れている場合
子供が返事をしない場合にもうひとつ考えられるのは何らかの病気の場合です。
年齢が小さければ小さいほど体の不調を口に出して言うことは難しくなります。
病気と言ってもよく聞くのは耳垢がたまっていて聞こえが悪くなっていたなんてケースです。
他にも中耳炎になっていたなんてことも。
その他に考えられるのは発達障害を持っていた場合です。
障害の種類によっては、返事をしなかったり反応が薄かったりすることもあります。
病気の心配がある場合は、小児科や耳鼻科などで一度診てもらいましょう。
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まとめ
子供は大人と違って周りに注意を払うのが苦手です。
無視ではなくて聞こえていないだけかもしれません。
聞こえないのが、夢中になっているからなのか何らかの病気が考えられるのか。
心配な場合は専門医に診てもらいましょう。
また、あえて無視している場合は、返事の重要性が分かっていないのかも?
その辺も含めてゆっくり子供の話を聞く時間を取りたいですね。
お母さんもゆっくりと子供の話が聞いてあげられるようにリフレッシュすることも心がけてみてはいかがでしょうか?