奨学金を今借りていないけれど、生活が厳しくなってしまい借りたい、という方はいらっしゃいますよね。
奨学金を借りて学生生活を送っている方はやはり奨学金がないと生活がかなり大変になってしまいます。
日本学生支援機構など大手の場合、奨学金の説明は基本的に学校で行うことが多いかと思います。
しかし、2年生以上になると周りの人はもうすでに申し込んでいる、借りているということも多いでしょう。
そうなると、途中から借りることはではありません。
できるのかなと不安になってしまいますよね。
そこで今回は、奨学金は二年生からもらうことはできるのか、またその手続きや奨学金返済の大変さについてご紹介します。
奨学金は二年からもらうこともできる!どんな手続きが必要?
まず、奨学金は2年生からもらうことはできるのかについてですが、結論から言うと
大学2年生からでも申請をすることができます。
しかし、いくつかの条件があって、日本学生支援機構の奨学金は1年生を優先することがほとんどです。
その次が2年生となります。
そうなると、枠がどの程度あるのか、また成績がどれ位なのか、後は生活の困窮度によって判断されます。
学生支援機構の奨学金は1年に1度というのが基本です。
しかし、緊急の場合であれば緊急採用という制度もあるので、大学に事情を話すとよいでしょう。
次に手続きに関してですが、年度初めである四月の奨学金説明会に出席して書類を提出し、申し込むという手順です。
緊急の場合は、学生部に問い合わせて下さい。
奨学金を途中から借りることはできるのは分かったけど・・・知っておくべき奨学金返済がきつい現状とは?
最後に、奨学金返済のきつい現状について見ていきます。
多くの学生が毎年申し込んでいる奨学金ですが、ほとんどが貸与です。
もらえるのではなく、借りているということをしっかりと頭に入れておかなければいけません。
近年は奨学金難民と言われる人も増えていて、返せない人も多くいることが社会問題になっています。
何十年もかけて返していかなければいけない、借金だということを自覚しましょう。
何百万という額を借りますし、利息がつくのでかなりの高額になります。
毎月毎月、何年もかけて返していくのです。
きちんとしたところに就職できなければ、奨学金は返していけません。
今どき、大学をきちんと卒業したからといって、高い給料、安定した将来が約束されている時代ではありません。
体はもちろん、心の病などで就労することができなってしまえば返済は滞ります。
奨学金はそのまま残ってしまいます。
将来、結婚や子どもがほしいなどと思った時に奨学金が足かせになってしまい、諦めざるを得ないことがあるかもしれません。
実際に、夫の奨学金返済が原因で離婚したケースもあります。
奨学金を返済することの大変さを借りる前に念頭に置くようにしましょう。
奨学金の返済負担を軽減する措置もある?
ごくわずかではありますが、返済の負担を軽減できる奨学金や卒業後の措置もあります。
勤労奨学生
大学にもよりますが、勤労によって奨学金を給付してくれる制度がある場合もあります。
貸与ではなく、給付型のため返済の必要がありません。
大学内の図書館などで働き、アルバイトよりも割がよく、簡単な作業をこなすことで給付されます。
給付金額は低めですが、卒業までもらうことができればまとまった金額になります。
貸与ではなく、給付型なので卒業後の負担はぐっと下がります。
倍率が高めではありますが、ダメもとで応募してみてはいかがでしょうか。
・学業に専念したいため、民間のアルバイトの掛け持ちができない
・家庭の事情でどうしても奨学金が必要なこと
これらのことをアピールすれば運良く、審査に合格するかもしれません。
応募はひっそりと掲示板に一定期間だけ張り出されていて、ほとんど目立たないことが多いものです。
分からなければ、学生部に相談をしてみましょう。
奨学金を肩代わりしてもらう方法
就職すると全額奨学金の肩代わりをしてくれる企業や自治体も増えています。
何年も働くこと
全額ではなく、一部
など企業や自治体によって条件もあり、それぞれ異なります。
奨学金を抱える人にとっては大変メリットがあるので、就職活動の際には視野に入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、奨学金は二年生からもらうことはできるのか、またその手続きや奨学金返済のきつい現状についてご紹介しました。
奨学金について悩んでいるという方は、これらを参考にして手続きをしてください。
わからないことがあれば、学生部などに相談してみるというのも良いかと思います。
借りることのリスクもしっかりと踏まえて、検討して下さいね。