アイプチは毎日つけるものだからこそ、気を付けないと肌トラブルや目の病気を引き起こしかねません。トラブルを防ぐためには正しい使い方や自分に合ったアイプチを使うことが重要です。
実際、クセ付けをしっかりとするために昼用の接着力の強いアイプチを夜にしたり、長時間つけていることでトラブルが起きてしまうことが少なくありません。
一般的に昼用の方がアイテム数も豊富で使う人も多いのではないかと思いますが、夜用のアイテムもあります。
夜用のアイプチは昼用ものと比べて、どんな点が違うのかも含め、夜用アイプチのデメリットについてもご紹介したいと思います。
アイプチを夜にするのは危険って本当?
結論からいうと、昼用のアイプチを夜や長時間使うことは肌にダメージを与えてしまうリスクがありますが、夜用アイプチなら安心してお使いいただけることがほとんどです。
体質や肌質にもよりますが、昼用のアイプチを夜や長時間使ってしまうことで、まぶたを痛めてしまうことで、きれいな二重を手に入れることはできず、目の病気を引き起こしてしまことにつながりかねません。
なぜならば、アイプチは昼用と夜用で役割も成分も異なります。
夜用アイプチと昼用アイプチの違いは?
昼用のアイプチと夜用のアイプチの役割、主な成分の違いについて簡単にご紹介します。
昼用アイプチとは?
おなじみの昼用アイプチですが、こちらの使用目的はファンデーションやマスカラと同じようにそれをつけている間は綺麗な二重を保つことです。
しかも、昼間は夜と違って、瞬きもしますし、メイクをしたり、活動によって皮脂が増えるため、それに耐えられるだけの強い粘着力が優先されています。
強い粘着力を優先させたものは肌への刺激が強いのですが、それをふまえた上で、すぐに綺麗な二重を作れるということを重要視して作られているのが昼用アイプチです。
のりのようなタイプもあればテープタイプもあり、種類も様々ですが、ほとんどのものがラテックスという天然ゴムを主成分にしています。
分かりやすいところでいえば、これば絆創膏と同じ成分です。
絆創膏で肌を痛めてしまった経験があれば、同じようなものを体の中で一番薄いまぶたの皮膚に貼ることが何を意味するか分かりますね。
まぶたを痛めてしまうことで、アイプチどころか、マスカラやアイラインも引けなくなってしまうこともあります。
もっと、深刻な場合は眼瞼下垂(がんけんかすい)という炎症を起こしてしまい、目が開きにくくなるなど、日常生活にも支障をきたしてしまうリスクがあります。
保湿成分を配合しているアイテム発売されていますが、あくまでも主成分は天然ゴムとなっています。
夜用アイプチとは?
一方、夜用アイプチは化粧水や乳液、クリームに近い目的で使います。
短期的に二重を作ることを目的とせず、長い時間をかけてまぶたの質を変えていき、自然な二重を作ることを目的としています。
そのため、商品によって異なる場合もありますが、保湿成分を主成分にしているものがほとんどです。
アイプチの夜用を使うデメリットは?
夜用のアイプチの方が昼用のアイプチよりも安心して使えることをお伝えしましたが、当然のことながら、夜用アイプチにデメリットがないわけでもありません。
向き不向きがあり、夜用アイプチが向いていない人もいる
夜用アイプチは向き不向きがはっきりしています。
そのため、誰でも効果があるわけじゃないのが夜用アイプチのデメリットといえます。
夜用アイプチで効果が出やすいのはまぶたが薄い人
夜用アイプチで自然な二重まぶたになりやすい人は、まぶたが薄くて脂肪が少ないタイプの目です。
まぶたが厚いタイプの目には向きません。
夜用アイプチを使っても、くせがつきにくいため、自然な二重になれる可能性が低くなります。
中には2年使ってようやく効果が出てきたというケースもあるため、まぶたの状態や使うアイプチによって差があります。
夜用アイプチで効果が出やすいのは継続できる人
継続して使うことは大切です。
昼間は二重になってきたからといってすぐに辞めてしまうと、元に戻ってしまうこともあります。
きちんと二重をキープしたいのであれば、二重になったあとも定期的に続けることが、自然な二重まぶたを手に入れることに近づきます。
夜用アイプチが合わない・・・肌がデリケートすぎる
また、昼用に比べて肌に優しい成分で作られていることが多い夜用アイプチですが、それでも腫れてしまったり、かゆくなってしまう人もいます。
赤くなってしまったり、かゆみが出てきた場合は使用を禁止するようにしましょう。
夜用アイプチは昼用アイプチに比べて高額
美容成分を配合していることからも、1本3000円を超えるものも多いので気軽に試すにはなかなか勇気がいります。
もしかしたら、向かないかもしれません。
ずっと継続していくことになればお金がかかりますね。
こればかりは実際に試してみないと何とも言えないので、1年なら1年と期間を決めて毎日継続してくことが大切です。
アイプチ以外の二重になる道は?
昼用にせよ、夜用にせよアイプチが向かない人はどのようにして二重を作るのでしょうか。
プチ整形の選択
夜用アイプチも上手くいかず、ずっと二重作りのための製品を使い続けたくないのなら、メスを使わないプチ整形で二重を作る方法もあります。
プチ整形で二重を作る手術は、料金もそれほど高くなく、未成年でも保護者の同意があればアルバイトでお金を貯めて受ける人も増えているようです。
高価な夜用アイプチを使い続けるのであれば、最初にお金をかけてしまうのもアリです。
マッサージをしてみる
摩擦によって肌を傷つけないようにクリームをつけて、優しくマッサージをしてみましょう。
赤ちゃんは軽くマッサージをするだけで二重になる子もいるので、なかなか侮れません。
1日で劇的な効果があるとは言い難いものですが、夜用アイプチ同様、継続してしていくことでまぶたのむくみを取り、少しづつ二重まぶたに近づけることができます。
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まとめ
昼用のアイプチは夜用のアイプチと違って、強い粘着力が優先されているため、まぶたへの負担がかかります。
まぶたは人間の体の中で最もうすい皮膚の一つといわれるほどデリケートです。
そこへ粘着力の強い絆創膏を張ることと同様のことをすれば、まぶたを痛めしてまいますし、最悪の場合は眼瞼下垂(がんけんかすい)というまぶたの病気を引き起こしてします。
そうすれば、二重を目指すどころか、メイクすらできずにまぶたも開けられず、日常生活を送れなくなってしまうかもしれません。
とはいえ、夜用アイプチも人によっては効果が出にくかったり、高額であることがデメリットとしてあげられるので、自分にあった方法で自分にあったメイクが楽しめるといいですね。
自分に合ったアイプチでメイクを楽しみましょう。