バイトを始めたばかりの頃は特に慣れるまで、覚えることが多すぎてとにかく疲れますね。
まして、ミスをして誰かに迷惑をかけてしまったら申し訳ないし、一生懸命やっているのに、陰で悪く言われてしまったらとても辛いですよね。
バイトなんだし、辛いなら辞めればいいのに・・・
そうかもしれないけれど・・・
それじゃあ前に進めない!
っていうか、そもそも辞めるって言う勇気もない(泣)
そんな、頑張り屋さんのあなたへ
バイトでミスばかりで今は辛いけれど、もうちょっと頑張ってみようと思えるように、仕事のコツや乗り越えていくためのメンタルについてご紹介します。
大きなミスは意外と嫌われない?
・クレームになる
・損失金額が大きい
これらのミスはどちらも重大なミスではありますが、意外にもバイト仲間からそう嫌がられるものとは限りません。
なぜならば、基本的にこれらを処理するのは店長や社員だからです。
とはいえ、これらを処理するのがパートリーダーの場合は、一筋縄ではいきません。
パートリーダーに目を付けられると確実に居心地が悪くなるので、要注意です。
また、大きなミスは再発防止のために店全体に共有されます。
その際、誰がやったのかもウワサ話として広まってしまうと、重大なミスをした新人として信用してもらえなくなってしまうかもしれません。
重大なミスはしないようにすることはもちろん大切ですが、処理の方法は予め知っておく方がよいでしょう。
クレームになるようなミスをやらかしてしまったら?
具体的にはお客様に失礼なことをして怒らせた、怪我をさせた、間違いをしたことでお客様を怒らせたなどがあると思います。
どれもヒヤッとするようなミスですが、これらの案件はできるだけ早い段階で店長、もしくは社員に報告することが一番重要です。社員がいない場合はパートナーの時間帯責任者に報告です。
もし、自分が謝って一見落ち着いたように見えたとしても、絶対に報告をします。
これは社会人になっても必要なことです。
ここで、店長や社員が謝るなどの対応をとらなかった場合、ミスをしたのがバイトであったとしても、このミスはその店の店長の責任になります。
万が一、報告をしたのにも関わらず謝罪にいってくれないのであれば、責任者失格です。
こういう場面で謝罪に行ってくれないような店長や社員ははっきり言って、他のバイトからも嫌われ、会社からも厄介者扱いされているヤツです。信用してはいけない人だと思っていいでしょう。
店長は従業員を守ることが仕事のうちのひとつです。
だからこそ、これはクレームになるかも?と思うようなミスをした時は早めに、その場にいる店長、社員、パートナー責任者に報告するのはバイトの大事な仕事です。
起きたことはしょうがないので、気持ちを切り替えてなるべく早く傷口をふさぐことを考えましょう。
これは社会に出てからもとても大切です。
損害が大きいミスをしてしまった場合
金額を間違えて店側が損をした、あるものをないとお客様に伝えた、間違えて作ったなど、いろいろあると思います。
これらのミスはお客様に迷惑をかけていないという点で、まだマシではありますが、店としては痛いミスであることは確かです。
一見、一緒に働くバイト仲間に迷惑がかからないように思いますが、パートナー責任者はとても気にしていている場合もあり、今後の人間関係を築く上でとても要注意です。
こういうミスをしたことが分かったら、自分から潔く謝ること、もし、指摘された場合は素直に謝り、以後気を付けるという旨を誓うことが大事です。
バイト先で嫌われるミスはどんなミス?
バイト先で嫌われるミスは3つあります。
・他のバイトやパートナーに迷惑がかかるミス
・ミスにミスが重なり、大ごとになってしまったミス
・何度も繰り返すミス
共通するのは一緒に働くメンバーに迷惑をかけるという点です。
バイトはチーム戦だったりもします。
自分がコケると他にも影響が出る場合は要注意ということです。
一緒に働くバイトに迷惑がかかるミス
職種によっても違いますが、嫌がられるミスは一緒に働くパートナーやバイトに迷惑がかかるミスです。
もちろん、自分のミスにより、他の誰かにお客様に謝罪をさせてしまう場合もそうですが、直接、お客様に迷惑がかからなかったとしても、自分のミスのせいで仲間にやり直しをさせてしまうことになってしまうと、それは嫌がられます。
そのやり直しが、忙しい時であればあるほど、大変ですし、時間がかかるものであればあるほど、辛いですよね。
一度ならまだしも、何度も繰り返すと、「コイツは使えない」の烙印を押されてしまうかもしれません。
ミスにミスが重なってしまったミス
厄介なのがこのパターンです。
ミスを隠したり、報告をしなかったりして、ミスが大ごとになってしまったケースは多くの人を巻き込みます。
いろいろなポジションに迷惑が掛かるだけでなく、ことが大きくなればなるほど、店長より上の立場のマネージャーや本社の人間など多くの人の力が必要になってきます。
ミスをやってしまったと思うのは辛いですが、自分のやらかしたミスが大ごとになるのはもっと辛いですよね。
同じミスを何度も繰り返す
ミスをすることはある意味、想定内のことであるわけですが、この数があまりにも多いといい印象はありません。
何度も同じミスをすると、「何度も教えたのにまた?」「さっきもやったけどまた?」と呆れられてしまいます。
そんな風に思われていてはできることもできなくなってしまい、悪循環になってしまいますよね。
そのためにも同じミスを繰り返さない訓練が必要です。
繰り返しミスをしないためにできること
どんな大きなミスも小さなミスでも、何度か経験することで、確実に減ってきます。
もちろん、その人の性格や経験によって差はありますが、要領が悪い初心者でも半年を過ぎた頃になれば大抵のことはできるようになったり、迷惑がかかる前にうまくカバーできるようになったりするものです。
ミスを減らす仕事との向き合い方
スピードよりも確実にやることを優先させましょう。
最初から「速く確実に」は無理ですよね。
まずは確実にやることだけに集中しましょう。
焦るがゆえに間違えることはよくあります。
間違えるとやり直しになり、負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。
忙しいと雑になりがちですが、いいことはひとつもありません。
確実にやるということはミスを減らすことです。
また、きちんとやることを繰り返すうちに、スピードがついてきます。
今は「遅くても1つ1つを順番に確実に」を目標にしましょう。
その時は辛いですが、ピーク帯はそう長くは続きませんし、必ず終わりが来ます。
ヘルプが来る・・・ピークが去るまで・・・とどこか冷静な気持ちを持つよう心がけましょう。
必ず終わりは来ると信じて、落ち着いて自分のペースで踏ん張るの気持ちが大切です。
何度もミスすることはどう克服する?
ミスをしてしまったら、本来はどうすべきたったのかを考えるようにしましょう。
原因が分かれば、そこだけ頭の中で何度もシュミレーションをするようにして、次に備えることはとても大切です。
もし、本来、どうすべきだったのかが分からなければ、自分のポジションのパートリーダーに聞くのが一番です。
社員や優しい先輩に聞きたくなりますが、考え方がパートリーダーと違うと、教えられて通りやっているのに、違うと指摘されてしまうことがあります。
社員はその店のルールをちゃんと分かっていないケースもあるため、パートリーダーを頼るのが一番です。
できないことと向き合うのはとても辛いですが、バイトで次こそは同じミスをしないためにも頑張りましょう。
この頑張りはすぐに効果が出ないかもしれませんが、必ず時間差で効果が表れてくるでしょう。
仕事を行く前にしっかりご飯を食べる
バイトに行く前、何か食べていますか?
意外と気にしない人も多いのかもしれませんが、仕事前に腹ごしらえをすることはとても重要です。
馴れないバイトの最中はとても脳を使っている状況です。
もし、脳が栄養不足だったとしたら、せっかく教えてもらったことが頭に入りませんし、注意力も散漫になります。
もし、空腹状態でバイトをしているのであれば、軽く腹ごしらえをすることをおすすめします。
甘い菓子パンやお菓子などでは血糖値が急に上がって、その後眠くなってしまうので、できれば冷えたおにぎりがおすすめです。
冷えたお米は消化に時間がかかるので、その分急な血糖値の上昇をおさえることができ、エネルギーが持続します。
もし、バイト前は緊張して何も食べられないということであれば、ゼリー飲料などでもいいので、食べられるものを食べてから仕事に向かいましょう。
バイト先で嫌われないように先輩と仲良くするために必要なことは?
仕事をする上で、人間関係はとても大切です。
もし、ミスを責められたり、自分だけが厳しく注意をさせたり、話に入れてもらえなかったりすると、仕事が楽しくないどころか、変に緊張することで何度もミスを繰り返してしまうかもしれません。
何度もミスを繰り返すことで、嫌われてしまうと風当たりも強くなり、焦ってしまい、できることもできなくなってしまうので、先輩方に仲間として迎えてもらえる存在になりたいですね。
挨拶と返事だけでも明るくハッキリと
定番ですが、やはり、気持ちのいい挨拶と返事ができる人は基本的に嫌われません。
自分からできる限り目を見て挨拶ができるように心がけましょう。
きちんと挨拶、返事ができる子はコミュニケーション力が高いと思われるので、「今はまだまだでも、これからきっと戦力になるだろう」という印象を与えることができますし、雰囲気も明るくなります。
メモをとる
仕事の時は必ず、ペンとポケットに入るサイズのメモを入れておきましょう。
その時は分かったつもりでも、次の時には忘れていることはよくあるものです。
後から思い出しやすいように単語だけでも書いておくことで、何を教えてもらったのかを後から振り返りやすくなり、その振り返りこそが、頭にしっかりと叩き込むことになるのです。
また、メモを取る人は最近少なくなっているという印象を持つ人は少なくありません。
メモを取っているというだけでも、やる気アピールにもなるため、必ず、メモを取り、少しでもいいので、振り返りをするようにしましょう。
パートリーダーを味方につける
時間帯や曜日によってはパートリーダーがいない場合もありますが、バイトの中で一番頼もしい反面、厳しいのがパートリーダーです。
いわゆるお局様というやつです。
基本的にお店がオープンした時からいるケースがほとんどのため、店のことは何でも知っているので、移動してきた店長や社員よりもよっぽど頼りになります。
しかし、店への思いも強いと使えないと思ったバイトをよく思わないケースがあります。
また、プライドが高いので、自分が一番だと思っているので、他の人のやり方をよく思わないケースがほとんどです。
もし、パートリーダーと一緒のシフトに入ることが多いのであれば、絶対に味方につけるべきです。
プライドが高い分、自分を慕ってくる子はお気に入りで可愛がってくれたりするので、分からないことを教えてもらったり、相談をしてみましょう。
ただし、忙しい時に声をかけるのはNG。
「教えていただきたいことがあるのですが、後でお時間いただけますか?」
とあらかじめ聞いてから相談するのがよいでしょう。
曖昧なことは理解できるまで確認する
きちんと教えてもらっていないことや曖昧なことは多分で判断せず、きちんと聞きましょう。
その時、いろいろな人に聞くとやり方がまちまちで混乱する可能性もありますし、コミュニケーションのためにもパートリーダーに確認するようにしましょう。
どうふるまっても人間関係が改善されない時
パートリーダーとコミュニケーションをとろうにも、どんなに頑張ってミスが減ってきたにも関わらず、理不尽な扱いをされることや、仲間として受け入れてもらえないことがまれにあります。
それは、そもそも現段階でその店の従業員が増えることを歓迎していない状態の場合です。
どんなにあなたが頑張ろうと、店側が受け入れる気がないのです。
例えば、あなたが入ったことで、みんなのシフトが減らされていたら、よく思わないのは当然でしょう。
特にパートリーダーは扶養から外れて働いているケースが多く、家計を担う主婦の場合がほとんどです。
何らかの理由で、店長とパートナー及びバイトの仲が悪く、みんなの意向を無視して新しいバイトを雇うとなった場合は、店長からは歓迎されたとしても、店全体としては「なぜ入ってきたのか」と冷たい目で見られている可能性があります。
その場合、あなたには何も非がありませんが、どうすることもできません。
唯一できることは、そのうちその店が繁盛した時に人手不足になります。
その時のために今は修業期間だと思って、コツコツ努力をすることです。
その努力の過程で、みんなから認められることもありますし、繁盛する頃にはなくてはならない存在に成長していることでしょう。
まとめ
他のバイトやパートナーに迷惑がかかるミスはとても嫌がられます。
また、ミスが重なり、大ごとになってしまったり、何度も繰りかえすミスは特に嫌われます。
ミスを減らすためには、ミスの原因をしっかりと確認して、繰り返し成功をイメージすることも大切です。
また、速くこなすことよりも、落ち着いて、確実に丁寧にやること心がけましょう。
しっかりと仕事に集中するために仕事前の腹ごしらえもお忘れなく。
また、パートリーダーと一緒になる機会が多いのであれば、店長や社員よりも、パートリーダーを味方につけるように、いろいろな相談をすることをおすすめします。
店長や社員はいずれ移動していなくなりますが、パートリーダーとは長い付き合いになります。
また、店のことを知り尽くしているのもパートリーダーだったりもするので、とても頼りになります。
基本的な挨拶や返事、メモをとるなど初歩的なことも意外ときちんとやるのは難しいものですが、こういったことがきちんとやれれば、信頼につながっていくので、今は辛いですが、頑張って乗り越えましょう。