小3の長男は年中鼻水ダラダラ・・・
特に春先は勉強も手に付かない程鼻をかんているので花粉症を疑いました。
両親ともに花粉症のなのでしょうがないと思う反面、このままでは学業に支障が出ると思い、本格的に向き合うことにしました。
そこで考えたのが花粉症の根本的治療です。
その根本的治療の一つである舌下免疫療法を実施している病院が増えたこともあり、2019年6月から、長男と主人とでやってみることにしました。
費用や検査の内容、流れについて体験したことをまとめました。
費用、内容、流れは花粉症(シダキュア)もダニ(ミティキュア)も同じです。
気になる舌下免疫療法の費用総額は?
舌下免疫療法は中長期にかけて飲み続ける事で体質を改善していく治療法です。
期間もかかるということはその分、治療費も掛かかってくるので治療を始める前に知っておくことが必要ですね。
舌下免疫療法は保険適用
舌下免疫療法は保険適用です。
そのため、通常、医療費の3割負担で受けることができます。
【医療費が3割負担だった場合】
初診時の血液検査で6000円。
受診料と薬を併せて1ヶ月分で約2600円
受診料と薬代で¥2600×12 年額¥31,200
仮に5年間、毎日服用した場合
¥31,200×5 5年間で 総額¥156,000
あくまでも計算値ではありますが、けっこうな金額ですね。
これで治ってしまえば、今後の人生における鼻炎薬や鼻をかむティッシュ代などは不要になります。
プラスして頭痛や目のかゆみなの全身のアレルギー症状からも解放される可能性があります。
これを期待して舌下免疫療法を選ぶことを先行投資とする方が得なのかどうなのか。
もちろん、なかなか効果が出ないケースもあるといいますからなかなか、難しいところですね。
舌下免疫療法 子供の費用は?
特に子供の舌下免疫療法は解禁されたのが2018年。
まだ、日が浅いのであまり子供の体験談もなく、まだまだ、情報が少ないといえます。
子供の治療費については、自治体によって異なります。
保険内の治療になりますので子供の医療費助成が適用されます。
もし、医療費の助成が全くない地域では大人と同じ料金がかかります。
お住いの地域が中学を卒業するまで子供の医療費が0円であれば薬代も診察代も自己負担額は0円になります。
舌下免疫療法の治療期間は?
いろいろな情報を見ると3年以上が望ましいとか3年~5年ってありますよね。
先生にも聞いてみました。
Q.治療の期間はどのくらいですか?
A.今の時点でいつまでとは言えません。
ただし、言えることは、もし、3年なら3年でスパッと辞めてしまった場合、再発する可能性があります。
5年、8年継続していく方が、完治の可能性は高まります。
もちろん、その間は毎日薬を飲まなければいけないわけではなく、経過を見てそのスパンを間引いていくことにはなります。
ちなみに期間に関する別の質問もしました。
Q.症状が軽ければ治療期間は短くなりますか?
A.症状によって期間が変わることはありません。
治ったと思って途中で辞めてしまうと効果がなくなってしまうので、そのためにもきちんと通院して継続できることが大切
子供が舌下免疫療法をやるメリット、デメリット
5年でもかなり長いと思いますが、8年はちょっと長すぎですね。
そうまでして子供が舌下免疫療法をやるメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット:子供の医療費の助成を受けられる
先ほどもいったように、地域によって助成額は変わってきますが、医療費の助成金があります。
そのため、総額十万を超えるような金額でも自己負担額が少なくて済みます。
子供の医療費が自己負担が無料になる地域は当然のことながら無料となります。
メリット:幼い方が薬の管理がしやすい
幼い頃にやる方が生活リズムも安定していて、親の目が届きやすく、飲み忘れを防ぐことができます。
もし、これが中学生、高校生で、薬の管理を自己責任にしてしまったり、何年か先に一人暮らしをしてしまったら、途中まで積み上げてきたものが無駄になってしまいます。
症状が出ない時期や出なくなってからでも、定期的に続けなくては戻ってしまうため、きちんとやり遂げることが一番重要です。
デメリット:転居した場合の病院探し
この治療は継続が大切です。
引っ越しが多い方だと、引っ越し先ですぐに新しい病院を見つける必要がありますね。
特に小児舌下免疫療法を扱う病院は少ないと思うので注意が必要になります。
デメリット:病院まで行って薬をもらう
基本的に診察を受けて薬を処方してもらう流れになるのですが、毎回診察を受けなくても代理人が薬を取りに行くことも可能です。
とはいえ、毎月薬を取りに行くのはかなりの手間です。
特に冬場の耳鼻科は混むので大変です。
舌下免疫療法 治療の流れ
ざっと通院の流れについてご紹介します。
舌下免疫療法 初回の通院
診察にて鼻炎の状況を説明し、アレルギー検査を受けます。
この検査は血液検査なので採血があります。
子供でも採血します。
ここだけ頑張ればこの後に採血をすることはありません。
舌下免疫療法 2回目
検査結果を受け取ります。
私の場合はここで一度、結果を持ち帰り、本当にやるか否かを検討しましたが、病院によってはこの日から治療を開始することもできるかもしれません。
ただし、1月~5月は花粉が飛んでいるので花粉症の治療は6月以降からの実施になります。
ダニの治療開始時期は通年OKです。
長男の検査結果です。
花粉症化と思いきや、ダニとハウスダストの反応が出ました。
ちなみに主人はスギ花粉の値が高く出ました。
舌下免疫療法 3回目
3回目から治療(投薬)がおこなわれました。
初回の投与は病院で行います。
診察の後、舌下免疫療法の注意点やアナフィラキシーショックについての説明を受けた後、投与開始です。
舌の下にラムネのような薬を置き、1分間口を閉じて溶けるのを待ちます。
残ったものは捨てても飲み込んでも良いとのこと。
5分間は飲食ができなくなります。
投与後30分はアナフラキシーショックを起こさないか様子を見るため、そのつもりで診察が長くかかることを考えて、余裕をもって来院する必要があります。
この日は診察から薬を受け取るまでに1時間半くらいかかりました。
次回に限りその翌週は通院する必要があるが、その後は1ヶ月分の薬を処方することになりました。
最後に5日分の薬をもらって終わりました。
翌日以降の薬の投与は自宅で行うことになります。
舌下免疫療法 4回目以降
診察して状況を聞かれ、特に問題がないようであれば1ヶ月分(28日分)の薬を処方してもらいます。
もし、本人が来れないようであれば代理人でも大丈夫です。
発症した年齢が低いほど治りにくい?!年齢別の対処法や舌下免疫療法が向く子、向かない子について書かれている本です。
まとめ
舌下免疫療法について、小児、大人の費用や治療の流れなどについてご紹介をしました。
今後は実際に体験してみて感じたこと、効果や副作用についてもまとめていますので、まとまり次第、報告していきたいと思います。
舌下免疫療法の副作用について体験談も含めまとめました
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